一人が◯ねば、みんなが助かる。衝撃のラスト!夕木春央先生の大傑作に出会えたことに感謝します。
こんなお話
物語は、地下建造物に閉じ込められた、7人の仲間と見知らぬ3人の家族。
深い森の中にある無人の地下建造物を探索する7人の若者たちが、
きのこ狩りをして迷ったと言う3人の家族に遭遇。
探索に時間がかかったため日が暮れ、この10人はこの地下建造物で一夜を明かすことになりました。
そして大地震が発生。
出入り口はの鉄の扉は、大きな岩によって塞がれてしまいました。
地震の影響で地下水が湧き上がってくる。
水没までの時間は1週間。
幸い、過去に人が住んでいたため、缶詰が豊富にあり食べ物には困らない状況。
でも、なぜか拷問道具なども、、、
この地下建造物を調べ上げた結果、
出入り口の扉を塞いだ大きな岩は、巻き上げ機で動かすことが判明するものの、
巻き上げ機で動かした岩によって、退路が塞がれる構造に。
つまり、岩を動かしたものが「岩に阻まれ、脱出ができず溺死する」ことを意味します。
そこで、殺人が発生。7人の仲間の一人が殺されました。なぜ、こんな状況で殺人が?
残された9人は、犯人を見つけて、その犯人に岩を動かさせる。という決断をし、犯人探しが始まるのでした。
この建造物は一体なんのために作られたのか?
きのこ狩りをしている間に迷ったと言われる家族の真意は?
そして、誰が犯人なのか?
なぜ、この状況で殺人を侵さなければならないのか?
だれが、犠牲になって、残りの人達を助けるのか?
感想
いろんな結末を想像しながら、すべての登場人物の行動を怪しみながら読み進めましたが、
まったく想像できない衝撃の結末にたどりました。
だいたい、こんな状況で、なぜ殺人を犯すのか?? なんの意味があるの?という疑問がずーっとあったのですが、
それを登場人物の一人が、探偵役となり論理的に謎を解いていき、やがて、犯人を、、、
すべての読者は納得し、彼を称賛するでしょう。が、、、
ここからは、ぜひ本書を読んで、衝撃の結末を体験をしてください。
私は、顔面が歪みました。多分。
ちょっと一言
文中にも書かれていますが、誰かを犠牲にする。それは、助かる側も殺人犯でもある。
結局、みんな殺人犯ということになりませんかね??
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ほんとにおすすめします!私は読了後、たくさんのサイトでどんな評価がされているかを調べ倒しましたが、酷評は殆ど見られませんでした。
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